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エステー社員の「消臭力」好きな香りランキング大発表!効果を高める正しい活用方法も

企業スローガンである“空気をかえよう”をストレートに表現する西川貴教さん出演のCMを展開し、お客様に長年ご愛顧いただいている消臭芳香剤ブランド「消臭力」。2000年の誕生以来、エステーの“こだわりと想い”を詰め込み、多種多様な商品ラインナップを展開しています。そんななか、満を持して、今回エステー社員を対象に“「消臭力」の好きな香り”についてアンケートを実施。その結果を発表するとともに、それぞれの魅力や香りのこだわりなどを、担当者の話を聞きながら深掘りします。

社員533人に聞いた!消臭力の好きな香りランキング

「消臭」と「香り」のチカラで、お客様の暮らしの空気をかえたい。そんな想いから作られている「消臭力」ですが、今回の調査で1位を獲得したのは、どの香りだったのでしょうか。

※対象商品:「玄関・リビング用 消臭力」

1位には見事、「アロマカモミール」(107票)が選ばれました。続いて2位は「エアリーブーケ」(61票)。3位は「炭と白檀」(58票)がランクインしました。

アンケートに答えたエステー社員のコメントをいくつかご紹介します。

・「アロマカモミールは強すぎずクセのない穏やかな香りで家でもリピートしている」
・「アロマカモミールはホッとするようないい香りで大好き」
・「自宅で毎月違う香りを試しているが、アロマカモミールは圧倒的に良い香り。家族にも好評」

・「エアリーブーケは友達にも勧めるほど気に入っている」
・「昔から定番のものを使ってきているが、エアリーブーケは新しい感覚の香りだと思った」
・「エアリーブーケは入社前から購入している」

・「炭と白檀は和風な香りで好き」
・「炭と白檀は上品で落ち着く。実家の仏間の香り」
・「炭と白檀は、甘さ控えめでどんなシーンでも合いやすい。他の香りとは違った個性があり、懐かしい感じがする」

ちなみに4位は「せっけん」、5位は「フィンランドリーフ」という結果に。「せっけんは、清潔感があり万人受けする気がする」「フィンランドリーフは、甘い系の匂いが苦手な方におすすめできる香り」といった声が寄せられました。

ランキングTOP5の「玄関・リビング用 消臭力」
左から「せっけん」、「エアリーブーケ」、「アロマカモミール」、「炭と白檀」、「フィンランドリーフ」

担当者を直撃!人気商品の魅力や、香りのこだわり

これらの結果を基に、消臭力のマーケティングを担当する酉水(すがい)佳彦さんと、開発担当の坂井沙綾さんにインタビュー。ランクインした商品にまつわるこだわりや、開発エピソード、また、担当者の“イチオシの香り”について聞きました。

――群を抜いて1位となった香りは「アロマカモミール」でした。理由として「圧倒的に良い香り」「発売当初から大好きな香り」など、大変大きな支持を得ました。この結果についていかがですか?

【酉水】「アロマカモミール」は2009年に発売されたものなのですが、いまだに1番人気があるということに驚いています。でも、発売当初から多くの方に支持いただいており、社内でも「良い香り」の代名詞になっています。そして、何周目かは分からないのですが、今またカモミールの香りはトレンドにもなっていると思います。

【坂井】私は、やはりという気持ちが強いです。「アロマカモミール」は、他の香りを選定する際に、基準の香りにしているものなんです。「これよりも嗜好性の高いものを」と比較しながら、他の香りを開発しています。
実はカモミールの香りというのは、もともと女性に好まれているんですが、「アロマカモミール」はそれだけでなく、商品名の通りアロマの要素を足しているところがポイント。カモミールだけだと、少しハーブらしいクセがあるのですが、アロマのおかげでその部分が和らいで、優しい香りになっているんですよ。
ちなみに、「アロマカモミール」は発売当初、「ゆっくり眠りにつけるような、寝室に置いたときに優しく香るような…、そういうものを作りたい」という思いで「寝室用」として開発されました。その後も改良を何度も重ね、今の香りに落ち着いています。

――ランキングでは、2位「エアリーブーケ」、3位「炭と白檀」、4位「せっけん」、5位「フィンランドリーフ」で、2位以降はかなり接戦でした。

【酉水】驚いたのは5位の「フィンランドリーフ」ですね。この接戦の中に食い込んできたというのが……。名前からは香りが想像しづらいと思うんです。また、パッケージのデザインも凝っているのですが、香りのイメージは湧きづらいと思うんですよね。そうしたなかで5位ということは、実際に使って、香りの良さを実感してもらった結果なのかなと。ちなみに、この香りとパッケージデザインは、フィンランド政府観光局が監修したもので、ちゃんとお墨付きをいただいていて。そのあたりもこだわりポイントになっています。

【坂井】「フィンランドリーフ」は、“自然系”とか“グリーン系”を好む方に支持されているようですね。これが発売される前は「アロマカモミール」などが“自然系”だったと思うのですが、また別の系統のものが出てきた、という感じでした。
ランキングで言うと、私は「炭と白檀」が3位だったのが意外でしたね。でも最近はウッディなものや、お香が人気というのもあるので、「確かにな」という納得感もあります。パッケージを見ると炭を連想すると思うのですが、実際に嗅いでみるとそのイメージ以上に良い香りがする。投票した社員の皆さんには、そんな風に感じていただいたのかなと思います。落ち着く香りですよね。

――ランキング外だけど、酉水さんと坂井さんの「実はイチオシの香り!」というものはありますか?

【坂井】私は「イングリッシュホワイトティー」推しです。この香りが好き過ぎるんですけど(笑)、ティーの香りにシトラスが効いていて、すごくサッパリとした香り。「イングリッシュホワイトティー」は「トイレ用」もあるのですが、トイレに置いて爽やかな香りを楽しんでいます。

【酉水】「イングリッシュホワイトティー」は私が担当した香りなので嬉しいですね。

【酉水】私は、今年2月に発売されたばかりの「フレアブーケ」(「玄関・リビング用 消臭力」「消臭力 トイレ用」「消臭力 トイレ用スプレー」で展開)です。上品で優雅なフローラルの香りとなっています。

――ちなみに、ブーケってどのような香りを指すんでしょうか?

【酉水】フローラル調のことですね。ブーケとひと言で言っても、濃密なものや爽やかなものなど、さまざまな香りがあると思うんですけど、弊社では「〇〇ブーケ」と、いくつかの種類を用意して、そのさまざまなフローラルの香りを表現しています。例えばランキングで2位だった「エアリーブーケ」は、爽やかさが特徴。「ラブリーブーケ」は可憐で華やかで、新商品の「フレアブーケ」は上品で優雅なイメージです。

――消臭力にはさまざまな香りのラインナップがありますが、香りはどのように決定しているんでしょうか?

【坂井】どういった商品を作っていきたいかというのは、開発担当からもマーケティング担当からも話が上がってきます。

【酉水】「玄関・リビング用 消臭力」だけでも香りは十数種類発売していて、そこに季節限定の香りが入ることも。今お客様が求めている香りはどんなものなのか、という話はしますね。また、弊社のラインナップの中でカバーできていないところを考えたりもしています。例えば、爽やかな気持ちになりたいけれど、今のラインナップではカバーできないな……となれば、そこを考えていくという感じです。トレンドを知るため、世の中の商品も見て回りますし、世界の香りトレンドの情報をキャッチアップして取り入れたりもしています。

――6位にランクインし、女性人気が強かった「イングリッシュホワイトティー」もトレンドを意識しているんでしょうか? 近年、雑貨店などでも「ホワイトティー」というワードをよく見かけます。

【酉水】ホワイトティーという言葉はあまり一般的ではなかったのですが、2年くらい前からかなり聞くようになりましたよね。化粧品や雑貨の方から浸透してきたトレンドだと思います。今、“キテいる”香りですね。

【坂井】こうした香りのトレンドは、個人で街に調査に行くこともありますし、SNSやファッション系メディアのニュースでキャッチしたりもしています。

――「消臭芳香剤には香りタイプと無香料がありますが、どちら派ですか?」と聞いたところ、エステー社員の約8割が香りアリ派でした。一方で、無香料の人気も一定数ありましたね。

【酉水】無香料派は昔から2~3割いらっしゃるイメージです。 ニオイは気になるけど、香りが苦手な方には、無香料が好まれています。また、下駄箱やキッチン空間は消臭だけして欲しいという方も多いですね。

【坂井】私自身は香りタイプ派なので、無香料派が2割もいるんだ、という驚きはありますが、ドラッグストアにも常に置いてありますし、そのニーズは認識しています。

――無香料は消臭力本来のポテンシャルが試される印象です。開発の難しさや、こだわりはありますか?

【酉水】パッケージの裏にも記載しているのですが、キャップの中のろ紙に、ナノレベルの孔(あな)で悪臭成分を吸着するナノパウダーを配合しておりまして(特許技術)、発売当初、これらの独自技術を採用するプロセスでは苦労があったと聞いています。
香りタイプについては、これに加えて、悪臭を香りの一部として取り込むことで、調和したいい香りに変える“ペアリング消臭”技術も採用しています。
そして、強力消臭はもちろんのこと、見た目にこだわっている点にも注目してほしいです。ボトル内の吸水芯を細く作ることで、デザイン性を損なわないようにしています。

――「パッケージの形が好き」「大容量が好き」という声もありました。特徴的なフォルムの理由は?

【酉水】これは花のツボミを表しています。発売時は種をイメージした形状だったのですが、現在は流線形を取り入れることで花が咲きほころぶ瞬間の香り立ちのよさを表現し、丸みのあるボトルで優しさを表現しています。また、お部屋に使うものなので、インテリアに馴染むものを…ということもあって、このデザインが採用されました。このシルエットだけでお客様に消臭力と分かっていただけるので、そうした意味でもアップデートを重ねながらも長年この形でやってきて良かったなと思います。

【坂井】さらに香りの広がりやすさも考えられています。キャップを引き上げたり、引き下げたりすれば、効果の調節も可能です。

――アンケート調査では、社員から、例えば「カフェモカ」や「ストロベリー」「ココナッツ」など、さまざまな香りのリクエストが挙がっていましたが、今展開を計画している香りで、言える範囲のものがあれば教えてください!

【酉水】変わり種の香りでしたら、私自身もやりたいものがたくさんあるんですよ(笑)。コーヒーの香りとかって、すごく落ち着く香りだったりするので良いですよね。あとはお線香の香りとか。これらは当社で出したことのないものなので、会社が許してくれるのであれば検討してみたいですね。

【坂井】アンケートのなかに、いくつかやりたいと思っていたものが入っていたので、「あ、するどいな」と思いました。ブーケ系ではない何かだったり…。今後、検討していく可能性はあります。

どこに何個? 効果を高める消臭芳香剤の正しい活用法とは

――消臭芳香剤をどこに置いているか?というアンケートでは、トイレが圧倒的で、次いで玄関、リビング、寝室、自室などが多いようでした。また、「その他」のなかには、洗面所や下駄箱、階段、ペットの部屋に置いている人も。消臭芳香剤はどんな場所で使っても問題ないのでしょうか?

【酉水】お部屋用、トイレ用、ゴミ箱用…など用途別になっている商品は、その場所で発生する悪臭にもっとも効果的な処方を採用しています。一番強く効果を得るには、その記載通りの場所で使用していただくのが良いと思います。

【坂井】ペットがいるご家庭では、香りによってはペットに嫌がられる場合もありますので、ペット専用のものをお使いいただくのが良いと思います。ペットが嫌がっていないか確認しながら、ペットが倒す危険がないところに置いていただくのがベストだと思います。

――アンケートでは、家になんと15個以上(!) 置かれている人もいらっしゃいました。

【酉水】15個は開発担当者レベルですね(笑)。

【坂井】大豪邸かもしれないですね。でも、1人暮らしのお部屋だとしても、種類をそろえて気分によって変えているのかもしれませんし、家族でもお部屋ごとに個人の好みの香りを用意しているのかもしれません。

――消臭力を複数使って“香りのマリアージュ”を楽しむことってできるのでしょうか?

【酉水】そういった使い方をされているという話は聞いたことがないですね。

【坂井】私は、無香料と香りタイプを同時に使っている人は知っています。それは、効果を打ち消し合ったりはしないので良いと思います。消臭力は悪臭にだけ効果が出るようになっているので、良い香りまで消したりはしないんです。

――トイレやリビング、玄関などは消臭芳香剤をよく使われる場所ですが、効果的な置き方はありますか?

【酉水】人間の鼻の高さに置いていただくのが、香りを感じていただきやすいと思います。

【坂井】ただ、高くなる分、倒れた際の危なさもあるので、安定した場所に置いていただきたいです。お子さまにいたずらされない高さ・場所に置いていただければと思います。それと、効果的な置き場所としては、風の通り道がおすすめですね。トイレなども窓があれば、窓の近くに置くのが良いですね。といっても、ドアの開け閉めや、人が動くときの空気の流れで香りは広がりますので、サーキュレーターで風を作ったりはしなくて良いと思います。

「消臭力」の名前の由来は…!

――「消臭力」はさまざまな商品があります。アンケートでは、好きな商品についても聞きましたが、 酉水さんと坂井さんの好きな商品はどれでしょうか?

【酉水】私は「消臭力 プラグタイプ」が好きです。消臭効果が強くて、広い空間に圧倒的に向いているんですよ。マンションの廊下とかリビングなどの広い空間で使用するのにおすすめです。小さいんですが、約60日持ちます。

【坂井】私は「消臭力 Premium Aroma」シリーズが、パッケージも含めてすごく好きです。香水調に作っていて、華やか&重めな香りが楽しめます。

――「消臭力」の名前の由来を教えてください。ちなみに、アンケートに答えた社員のうち80%が「知っている」と回答していました!

【酉水】諸説あるのですが(笑)。消臭パワーの“力強さ”を表現するために、「消臭力」というネーミングになっています。「力(りょく)」ではなく「力(りき)」と読むことがポイントです。「怪力」「馬力」といった言葉の読み方や発売された頃に活躍していた力士やプロレスラーの方のお名前に力(りき)という文字が入っており、力強さの代名詞になっていたことなどが関係しているようです。

――最後に、ユーザーへのメッセージがありましたらお願いします。

【酉水】消臭力は発売から20年以上経っているのですが、トレンドなど、日々新しいものを取り入れて進化していますので、今使っている方はもちろん、これから使っていただく方にも、最新のものをお届けできるという自負があります。これからも頑張りますので、是非楽しんでお使いいただければと思います!

【坂井】消臭力の良いところは、ドラッグストアやスーパーなどで気軽に買えるところ。こんなにたくさんのラインナップがあると知らなかった方もいると思うんですが、お店の売り場にあるテスターで香りを試して、お気に入りを見つけていただけたらと思います。また、皆さまのニーズに応えられるよう、より良い商品をたくさん開発していきたいと考えています。

「消臭力は好きですか?」という質問では、「とても好き」と「やや好き」を合わせると、ほとんどの人が「好き」と回答した今回のアンケート調査。消臭しながらお気に入りの香りを取り入れ、日常を豊かにしているエステー社員の日々の過ごし方が垣間見える結果となりました。

社員紹介

酉水 佳彦(すがい よしひこ)
2010年にエステーに入社。入社後4年間は横浜営業所で営業を経験し、2014年から本社にてマーケティング業務に携わっている。現在は「消臭力」ブランドを担当。商品に対してはお客様目線で考えることを第一に、自身の仕事では楽しく取り組むことを心掛けている。小学生のころから続けているサッカーが趣味です。
坂井 沙綾(さかい さあや)
2019年にエステーに入社。研究グループでの経験を経て、2022年から「消臭力」の開発を担当。入社前から香り製品が好きで、臭気判定士の資格を取得。自他共に認めるミーハーで、コスメと香水とスイーツで散財する日々。一日5パフェは余裕で食べられます!

アンケート概要

《調査対象》エステー社員
《調査方法》WEBアンケート(社内にて香りの体験ブースも設置)
《調査期間》2023年1月18日~2月3日
《有効回収数》533サンプル

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