1.キッチン編
キッチンの汚れはその日のうちに落とす
三角コーナーや排水溝は「ついで」洗いを
キッチンの汚れやにおいの防止は、洗いものなど毎日の家事の「ついで」にするのがポイント。三角コーナーや排水溝は、すぐに洗えば食器と同じ汚れなので、すぐに落とせます。毎日の食器洗いと一緒に、シンクや排水溝も掃除してしまいましょう。
スポンジを3:1でカットして用途を分ける
食器用スポンジ、シンクや三角コーナー用スポンジは別に用意するのが基本。2つ用意してもよいですが、ひとつのスポンジを3:1くらいにカットすれば場所を取らず、用途を間違えることもありません。大きい方を食器、小さい方を掃除用に。
コンロ周りの油汚れも毎日拭き取る
調理した後は、油汚れがあちこちにとちびっているもの。放っておくと落ちにくくなり、酸化してにおいの原因にも。その日のうちに拭き取れば簡単に落とせて、後で大掃除する手間も省けます。そのために、キッチンにはできるだけ物を置かないのもポイントです。
においの元は密封しつつ一箇所へ
生ゴミは、袋に密封してからごみ箱へ
三角コーナーや排水溝のゴミは水気を切ってから、袋を二重にし、密封してごみ箱へ。生ゴミの水分が気になるなら、先に新聞紙でくるんでから袋へ入れましょう。ごみ箱からにおいが出づらくなります。
すぐに処理できない場合は、におい菌の増殖を防ぐ「消臭力 生ゴミスプレー」を使えば、約3~4日消臭効果が続きます。
ごみ箱は家の中でひとつに
各部屋にごみ箱を置くのではなく、家中でひとつだけにするのが東さんのおすすめ。ゴミ出しがラクになり、においの元も少なくなります。日々出るゴミはすぐにごみ箱に入れれば、さほど面倒でもありません。
また、ごみ箱は見えない場所に置くより、人が通る風通しのよい場所へ。においがこもるのを防げます。
冷蔵庫もスッキリ使えば汚れ・におい知らず
食材1週間で使い切る
食材は1週間で使い切ると、週に一度は冷蔵庫がスッキリします。月曜日に買い物をするなら、土日で食べきりましょう。冷蔵庫がほぼ空っぽになっていれば掃除もラクラク。
掃除はエタノールなどで拭き取るだけ
食材を使いきったあと、エタノールなどをスプレーし、布巾で拭きます。電子レンジの中も汚れが飛び散っていることが多いので、同じエタノールでついでに拭いておきましょう。
毎週の簡単な掃除で、汚れやにおいをため込まず、常に清潔な状態を保てます。
食材は密封して保存を
残ったおかずや常備菜はにおいがもれないよう、できるだけ密封して冷蔵庫で保存しましょう。キムチやニンニクを使った料理はにおいを発しやすいので、「脱臭炭」などの脱臭剤も活用しましょう。
2.トイレ・玄関編
トイレは毎日何度も使うもの。1日に1回程度でいいので、用を足した後に振り返り、ササッと床拭きや便器の掃除を。玄関の下駄箱は、湿気を寄せ付けないことがポイントです。
トイレは尿の飛び散りをケア
“1日1回”のササッと掃除を
トイレは尿の飛び散りがにおいの原因になります。尿は時間が経つと悪臭化するので、壁や床にしみつく前にこまめな拭き掃除をしましょう。1日に1回程度、床にエタノールやトイレ用スプレーを吹き、トイレットペーパーでササッと拭きます。便座やフタのほか、スリッパも同様にしましょう。また、便器の中も、汚れが気になる前にトイレブラシで軽く掃除しましょう。こちらも1日1回でOK。
トイレマットや便座カバーはあえて使わない
マットや便座カバーはにおいの元になるので、いっそのこと撤去してしまいましょう。スリッパは、布ではなくビニール製を選べば、すぐに汚れを拭き取ることができます。日頃から掃除しやすい環境にしておくのがキレイを保つコツです。
空気の流れを意識して
トイレは窓を常に開けていたり、換気扇を付けっぱなしにしていることが多いはず。家の空気がトイレから常に出て行っているので、ドアの隙間や換気扇にはホコリが溜まりがちです。そのままにしておくと空気の流れが悪くなり、においがこもる原因に。ときどき換気扇を外して拭き掃除をしておきましょう。油ではないので、キッチンのように頑固な汚れではなく、水拭きですぐに落とせます。
気になるトイレの“しみつき臭”をすっきり消臭
「消臭力 トイレ用 CLEAR KEEP」は、尿の飛び散りが原因で、壁や床から発生し続ける“しみつき臭”に高い効果を発揮! 掃除しても気になるトイレ特有のにおいも消臭し、清潔感のある空間をキープできます。
玄関は下駄箱のムレを防ぐ
下駄箱には専用のアイテムを活用
玄関のにおいを防ぐには、下駄箱を蒸らさないことが大切。履いていた靴を脱いだら消臭・除菌スプレーなどを吹きかけて、一晩おいてからしまいましょう。「備長炭ドライペット 下駄箱用」や「脱臭炭 こわけ 下駄箱用」など、下駄箱用の湿気やにおいをとってくれる便利なアイテムもあるので上手に活用しましょう。湿気を帯びた空気は下の方にたまるので、除湿剤は下側に置くのがおすすめです。
傘はしっかり乾かしてからしまう
雨に使った傘は、晴れたら外に干して乾燥させてからしまいます。湿気がこもるとカビやにおいの原因になるので、濡れた傘を玄関に置きっぱなしにしたり、濡れたまましまわないように。
3.寝室編
寝室やクローゼットは、湿気やホコリが大敵。窓を開けたりエアコンを利用したりするほか、こまめな洗濯も大事です。また、ホコリや外のにおいをクローゼットに持ち込まないためのちょっとした工夫もご紹介します。
寝室や押入れは湿気をためない工夫を
人は寝ている間に大量の汗をかきます。布団を押入れにしまう場合は、しばらくふすまを開けておくと湿気がこもりにくくなります。しまう場所には、下と横、奥など接する部分にすのこを設置して空気が通りやすくしておきましょう。ベッドなら、ときどきマットを立てかけて乾燥を。
湿気が多い日は部屋にも湿気が充満しています。日中は窓を開けておくか、1-2時間はエアコンのドライ運転をしましょう。
すきまに使える大判シートタイプの除湿剤が便利!
「備長炭ドライペット ぐんぐん吸い込む大判シート」は押入れやクローゼットなどの収納空間の湿気とにおいをぐんぐん吸収する大判シートタイプの除湿剤。敷いたり、かぶせたり、すきまに入れたり、いろいろな使い方ができてとても便利!
シーツや枕カバーはいつも清潔に
こまめな洗濯でにおいを予防
汗が染み込んでにおいが発生しがちな枕カバーやシーツなどは、こまめな洗濯を心がけたいもの。洗濯の際ににおいを取り除くには、素早く乾かすことが最大のポイント。晴れた日の日中に干すか、乾燥機がベスト。大きなシーツなど乾燥機で乾きにくいものは、乾いたバスタオルを一緒に入れると効果的です。やむなく部屋干しする場合は近くに乾いたバスタオルを置いたり、扇風機の風を当てると早く乾きやすくなります。
ウォッシャブル枕ならいつも清潔
枕などはカバーだけではなく、本体も洗いたいもの。丸ごと洗えるウォッシャブル枕がおすすめです。すぐに乾きそうな晴れた日を狙って洗濯しましょう。
クローゼットには衣類に付いたホコリやにおいを持ち込まない
クローゼットは家族の衣類が混在している場合がほとんどではないでしょうか。男性のスーツやジャケットなど、こまめに洗濯できないものもたくさん。ホコリやタバコのにおいが付いたまましまうと、クローゼット全体ににおいがこもる原因になってしまいます。
帰ってきたらハンガーに掛け、洋服ブラシで汚れやほこりを取りましょう。すぐにクローゼットに入れず、一晩外に出しておくとにおいなども軽減します。クローゼット内に「備長炭ドライペット クローゼット用」などの除湿剤を吊るしておけば、湿気とにおいを同時に吸いとってくれます。