同じ「消臭芳香剤」でも、使用する空間に合わせて消臭技術、消臭成分、香料成分などが使い分けられています。「トイレ用」と「お部屋用」の消臭芳香剤から、その違いを見ていきましょう。
空間ごとに原因の異なるニオイを、効率的に消臭
まず、トイレとお部屋では、悪臭の原因が異なります。例えば、トイレに漂う悪臭は、排泄物に含まれるアンモニアや硫化水素といった成分が原因です。一方、お部屋に漂う悪臭の原因は、体臭や汗のニオイに由来するイソ吉草酸や、タバコのニオイ(アセトアルデヒドなど)、生ゴミのニオイ(メチルメルカプタンなど)、さらには、家具や畳、花、食品などのニオイが混ざりあった「複合臭」です。
消臭芳香剤は、それぞれの空間の悪臭に対して最も効果的な消臭成分や香料を使用しているので、異なる場所で使用した場合、充分に効果を発揮できないことがあるのです。
空間の広さや滞在時間の違いなどに合わせた設計
トイレは1~2畳の広さで、滞在時間が短く、お部屋は6~8畳の広さで、滞在時間が長い、といった違いがあります。同じ消臭芳香剤でも、狭い空間で使用した場合の方が香りを強く感じます。また、長時間かぎ続けると、不快に感じる香りもあります。こういったトイレとお部屋での空間の広さや滞在時間の違いに合わせて、それぞれ快適に使用できるように設計されています。
使用する空間によって印象が異なる香りを採用
トイレではすっきり爽やかに、お部屋ではゆっくりとくつろいで…等、空間によって、香りに求められる印象は異なります。
エステーの消臭芳香剤「消臭力」には、「トイレ用」「玄関・リビング用(お部屋用)」それぞれに「ラベンダー」の香りがありますが、同じ香りでも、トイレ、お部屋それぞれの空間に合わせて別の香料を使用しています。特にトイレ用の場合は、清潔な空間をより意識して、すっきりと爽やかに感じられる香りに仕上げています。
このように、それぞれの空間で最も効果を発揮するように作られていますので、用途に合った消臭芳香剤を選びましょう。使用する際には、消臭芳香剤の効果的な使い方も参考にして下さいね。