人は寝ている間にコップ1杯の汗をかくと言われています。湿気対策は、暑い夏だけでなく、冬こそ大切。厚手のパジャマや分厚い掛け布団、毛布などにより、水分が内側にこもりやすいのです。
冬の布団は結露が起こりやすい
フローリングなど通気性の悪い床に直接布団を敷くと、水分が発散されにくくなります。また、加湿器を使いすぎると、布団が湿気を帯びることにつながります。
湿った温かい布団と、冷たい床との温度差で結露ができると、カビが生える原因に……。温度差の激しい冬こそ布団の湿気に注意が必要です!
布団の結露やカビを防ぐには
①敷きっぱなしはNG
もっとも避けたいのは、布団を敷きっぱなしにすること。最低でも敷き布団をめくり、布団と床の間にこもった湿気をとばしましょう。頭から腰にかけてが、特に汗をかきやすいため、上半身側をめくるのが効果的です。
②床から離して敷いて通気性アップ
布団を敷くときは、床面との間に隙間を作ると、湿気がこもりにくくなります。フローリングでは、スノコの利用がおすすめ。
③天日干しで湿気を飛ばす
やはり、天日干しは効果的です。天日干しが難しければ、イスや室内干し用のハンガーなどを風通しの良い場所に置き、布団をかけてもOK。また、布団乾燥機や除湿剤の使用もおすすめです。ふとん快適シートなど専用の除湿剤を使えば、ふとんの下に敷くだけで寝汗や湿気を除去できます。
ベッドも注意が必要
ベッドの場合は、シーツをマットレスに直接敷くのではなく、ベッドパッドの使用を。寝汗がマットレスやベッド下に行くのを防げます。ベッドパッドはこまめにお洗濯すると◎。
ベッドの下に物や収納ケースなどを置くと、通気性が悪くなります。目一杯詰め込むのではなく、八分目くらいを目安に。収納ケースに除湿剤を入れておくのもいいですね。