空気チャンネル

北海道に「エステークリアフォレストの森」が誕生! 「植樹会」・「木育教室」イベントレポート

2022年7月、エステーは北海道が推進する「ほっかいどう企業の森林づくり」協定を北海道釧路総合振興局と森林整備事業を行っている株式会社北都との三者間で締結しました。これに伴い、森林整備や木育活動などの「森林づくり」を行うと共に、道有林釧路管理区内の整備区域のネーミングライツ(命名権)を取得し、「エステークリアフォレストの森」と命名しました。
今回は、10月5日に北海道厚岸町で開催した「植樹会」と「木育教室」の様子をレポートします。

「エステークリアフォレストの森」でトドマツの継続的な植樹と育成を

「植樹会」には、北海道釧路総合振興局長・菅原裕之氏のほか振興局職員と、協定に参加する北都代表取締役・山﨑正明氏や社員ら、厚岸町立太田小学校の5~6年生児童と教員が出席しました。エステーからも、代表執行役社長・鈴木貴子や社員らが参加しています。下の写真は「エステークリアフォレストの森」の看板除幕の様子です。

「エステークリアフォレストの森」は、厚岸霧多布昆布森(あっけしきりたっぷこんぶもり)国定公園内の道有林地の1.74haが対象です。今回はトドマツの苗木300本を植樹しました。植樹は今回限りではなく、今後も5年間かけて実施し、2027年度からの5年間を育樹期間として、森林を整備していきます。

トドマツの力を伝える「木育教室」を開催

続いて行われた「木育教室」には、エステーR&D部門フェローの金子俊彦が登壇。「森林を育て・活用する」をテーマに、まずは木材生産の源となる人工林の育て方を、詳しく解説しました。

森林の育成には、「苗木の栽培」から「植え付け」、雑草木やつるを取り除く「下刈り・つる切り」、林内に光を届けて生育を助けるために樹木の一部を間引く「間伐」など、たくさんのプロセスがあります。針葉樹を最終的に木材として「収穫」できるまでには、最低でも40年程度。森を育てるには大変な手間と時間がかかるのです。

国産針葉樹の木材は、主に建築土木や梱包流通用の製材、または合板の他、製紙の原料やバイオマス燃料となるチップなどとして利用されてきました。
近年ではさらに新しい用途が開発されており、そのひとつとして、エステーはトドマツの間伐時に発生する樹木で、これまで未使用のまま森に残されていた枝葉から抽出する「樹木の香り」成分の利用に取り組んでいます。

北海道のトドマツの枝葉から抽出した成分は、良い香りがするだけでなく、空気浄化の作用や、ストレス軽減、花粉アレルギー性低減や消臭効果に優れていることが、これまでの研究でわかっています。当日は会場に最新の抽出装置を持ち込み、トドマツの精油を抽出するデモンストレーションを行いました。

トドマツの枝葉からつくられる原料は精油と精水、粉体の3つがあります。これらは「クリアフォレスト」成分として、エステーが販売する花粉対策商品や猫用システムトイレ、消臭ミストなどに利用され、さらに他社とのコラボレーションによって商品化された業務用ディフューザー、エアコン用空気浄化フィルターなどに幅広く活用されています。

「木育教室」では、まちまちえんぴつ代表の五十部有紀氏による、トドマツの木と精油を利用したえんぴつ作り体験のワークショップも行いました。子どもたちは慣れないカンナをすぐ上手に使いこなし、オリジナルのえんぴつを制作していました。

まちまちえんぴつ


まとめ

参加した子どもたちからは、「新しい木を植えて、地球環境に貢献できるのが嬉しい。北海道の森を大切にしていきたい」「トドマツの精油の抽出方法を知ったり、自分だけの鉛筆を作ることができて良かった」などの声が。また、教員からは「森林という厚岸町が持つ自然の魅力を知ることができ、児童にとって貴重な体験になった。林業についても視覚、触覚、嗅覚など五感で学べたと思う」という感想が寄せられました。
植樹とともに「木育教室」も2026年度までの5年間、毎年継続して実施する予定です。
エステーは今後も植樹や木育活動を地域の方々と行いながら、一緒に森を育て守っていく活動を続けていきます。

関連する記事