季節のくらし

人気インスタグラマーおさよさんに聞く 忙しくても手軽にできる! 「ほったらかし掃除」と「ついで掃除」のすすめ

1.トイレ・洗面所

トイレ・洗面所はアルコールで「ついで掃除」を習慣に

何かと忙しい毎日、しっかりと掃除をするのは大変なもの。そこで、「浸けておくだけ」や「何かのついで」でできる方法をご紹介します。とっておきの「ほったらかし掃除」「ついで掃除」を、掃除や片付けのInstagramが大人気となっているおさよさんに教えてもらいました。
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家事と暮らしを投稿しているInstagramは、子育て中のお母さんを中心に、フォロワー26万人という人気。整理収納アドバイザー。整理収納教育士。7歳男の子と4歳女の子、2児の母親。近著に「家事ぐせ」(主婦の友社)。福岡のローカル番組を中心に、テレビでも活躍中。掃除や整理収納などのセミナーのほか、雑誌にも多数掲載。
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日々の「ついで掃除」と定期的な「ほったらかし掃除」で家じゅうピカピカ

おさよさんにお伺いしたところ、掃除はできるだけ朝のうちに済ませてしまうのだそう。
5時ごろ起床し、寝ぼけた体を起こすためにも、トイレや洗面台を簡単に拭き掃除。その他、目についた個所を適宜掃除します。
毎日きれいにしたい個所は、これから紹介する「ついで掃除」がおすすめ。
週末には主に「ほったらかし掃除」を。週末にすべてをする必要はありません。ひとつにつき3か月に1回程度で十分。おさよさんが紹介してくれた掃除法には、夜に仕込んでおいて、朝軽く拭き取るだけのものもたくさん。ぜひ真似してみましょう。

おさよさんの掃除アイテム

おさよさんの定番掃除アイテムをまとめて紹介します。
・酸素系漂白剤
・アルコールスプレー
・クエン酸
・重曹
・ラップ
・キッチンペーパー、ウエスなど

【ほったらかし】トイレの便器は一晩の湿布できれいに

3か月に1回程度、夜、トイレを済ませてからスタート。
便器の汚れが気になるところにトイレットペーパーを敷き、酸素系漂白剤の溶液(50度くらいのお湯1L、酸素系漂白剤スプーン1杯)を真っ白になるくらいかけます。
そのまま一晩おいておき、朝になったら流すだけ。気になっていた黒ずみがきれいに取れます。

【ほったらかし】タンクに重曹を入れるだけ

こちらも同じ。夜、トイレを済ませてから、トイレのタンクに重曹を1カップ入れます。
そのまま一晩おき、朝になったら流すだけ。タンクの中がすっきりときれいになります。
便器と同じで、3か月に1回程度でOK。

【ついで】ステンレスはアルコールの拭き掃除でピカピカに

トイレや洗面所の水栓部分は、アルコールで拭くのがピカピカの秘訣。おさよさんが使っているのは、食品にかけても大丈夫な市販のボトル入りアルコールだそう。
そのため、床掃除などもアルコールで拭き掃除して、そのまま水栓も拭いてしまいます。アルコールを布に吹きかけてから拭けばOK。これなら、洗剤を交換する必要もなく簡単。床掃除の「ついで」に水栓までピカピカにできますよ。

「洗浄力 モコ泡わトイレクリーナー」なら、便座のフチ裏に泡をスプレーしてほったらかし!

日々の便器内の掃除には、モコモコ泡で洗浄する「洗浄力 モコ泡わトイレクリーナー」がおすすめ。便器のフチ裏にシューッと1周スプレーしたあとしばらく置き、泡がすべて滑り落ちたらトイレの水を流すだけ。フチ裏から便器全体までをしっかり洗浄します。洗浄後には除菌、つや出し効果もあり、ミントの香りが気分をすっきり。とっても手軽にお掃除できます。

2.キッチン

さっとひと拭きを心がければ、毎日ピカピカなキッチンに

毎日使うキッチン。家族が過ごすリビングに近いからこそ、きれいな状態にしておきたいですね。ここでも、「ほったらかし掃除」「ついで掃除」が大活躍!

【ほったらかし】水栓の水垢を取り、ピカピカにするラップパック

スプレーボトルにクエン酸水(水300ml、クエン酸大さじ1くらい)を作っておきます。ステンレスの水栓部分にスプレーして、キッチンペーパーを巻きます。キッチンペーパーがひたひたに濡れるくらいがよいでしょう。その上からラップをかけて、クエン酸水が蒸発しないようにします。
夜寝る前にセットしておいて、朝になったら外して拭き取ればOK。日中に掃除する場合は、3時間くらい時間を置けば大丈夫です。

【ほったらかし】シンクもラップパックで美しく

シンクも、水栓と同様に美しくしましょう。水垢や曇りが気になる箇所にクエン酸水をスプレーして、その上からラップをかぶせます。こちらは、キッチンペーパーは不要。
夜寝る前にセットして、朝になったらラップを外します。それでもまだ水垢が残っていたら、さらにスプレーをかけながらスポンジやブラシでこするとよいでしょう。もっとひどいときには、クエン酸の粉末をそのままかけてブラシなどでこすって掃除してみてください。

【ほったらかし】IHクッキングヒーターの焦げ付きには洗剤パックが効果的

茶色く焦げてしまいがちなIHクッキングヒーターも、ほったらかし掃除で解決です。
クリームクレンザー(重曹120ml、液体せっけん60mlをよく混ぜる)を作り、汚れが気になる部分に塗ります。その上からアルカリ電解水(100円ショップなどで販売)をスプレーし、ラップを上からかぶせます。これは1時間くらい置いたら、ラップを外して拭き取りましょう。

【ついで】ボトルの液だれをキャッチするキッチンペーパー

面倒な冷蔵庫の掃除は、買い出しの前に少し手間をかけるだけでぐっと楽になります。ドアポケットに立てているソースやドレッシングは、知らないうちに液だれしているもの。あとで掃除するのは大変なので、事前にキッチンペーパーを適当な大きさに折りたたんで敷いておきます。
買い出しの前に冷蔵庫をのぞいたら、キッチンペーパーを取り換えます。古いキッチンペーパーにはアルコールスプレーをかけて、冷蔵庫の汚れが気なる箇所を吹きましょう。週一くらいのちょっとした手間で、「しつこい汚れ」になる前に対処できます。

【ついで】ケトルはアツアツのうちに拭く

気づけば焦げ付きが気になるケトル……。汚れがひどくなる前に、日々のケアできれいに保ちましょう。
お湯を沸かした後、あたたかいうちは汚れが取れやすくなっています。そこで、クエン酸水をふきんにスプレーして拭きます。それだけで、ピカピカに。ぜひ試してみてください。

【ついで】どこでもアルコールでひと拭き

スプレーボトルに入れたアルコールとウエスで、何かのついでに水栓やシンク上など、ステンレス部分をさっとひと拭き。ステンレスがピカピカになれば、気分がすっきり。おさよさんおすすめの簡単掃除です。

3.お風呂

浸け置きやラップを駆使してお風呂をきれいに

毎日使用するお風呂。体をきれいにする場所だけに、お風呂自体もきれいにしておきたいですね。ところが、掃除が大掛かりになりがちで、なかなか重い腰が上がらないという人も多いのではないでしょうか。そこで、一晩おいておくだけできれいになる、「ほったらかし掃除」や、お風呂掃除が楽になる日々の工夫を紹介します。

【ほったらかし】シャワーは浸け置きですっきりきれい

シャワーヘッドは、洗面器につけ置き洗いで水垢もすっきりきれいに。
洗面器にクエン酸水(洗面器に水を貼り、クエン酸をスプーン1杯くらいかき混ぜる)を作り、シャワーヘッドを外してポチャンと浸けておくだけ。
翌朝にブラシなどで汚れをかき出せば、すんなりと取れるはずです。

【ほったらかし】パッキンのカビはラップで退治

つなぎ目部分に使われているパッキンは、カビが生えやすい個所。生えてしまったカビはごしごしこするのではなく、酸素系漂白剤のペースト(酸素系漂白剤と重曹を1:1の割合で混ぜたものに、50度くらいのお湯を少しずつ混ぜてペースト状にする)を使います。
まずは隙間にゴミなどがないかチェック。もしあれば使い古した歯ブラシなどで書き出しておきます。その後、アルカリ電解水で汚れを拭き取り、酸素系漂白剤と重曹を混ぜたペーストをへらなどで塗ります。ラップでパックしたら、1時間程度ほうっておきましょう。その後、流せば、たいていのカビはきれいに取れます。

【ほったらかし】浴槽の残り湯で小物類をきれいに

お風呂のいすや子どものおもちゃ、掃除用ブラシなど、ほったらかし掃除で一気にきれいにしてしまいましょう。
家族が使った浴槽の残り湯を、風呂釜の穴ぎりぎりのところまで減らします。酸素系漂白剤を、スプーン3杯くらい入れ、40度以上になるまで追い炊きしたら、そのまま翌朝まで放っておきます。
翌朝になると汚れがするっと取れて、簡単にきれいに。風呂釜の穴に洗剤が入り込んでいるので、いったん水を入れ替えて追い炊きしなおし、流してから使うようにしましょう。

【ついで】タオルを洗う前のひと手間

使い終わったタオルは、洗濯機に入れる前に、扉の水けを拭きましょう。簡単ですが、カビ防止になります。

フロ釜や洗濯槽もほったらかすだけできれいに掃除

フロ釜や配管内部に潜む湯泥やぬめりは、「洗浄力 フロ釜クリーナー」を使った「ほったらかし掃除」で落としましょう。浴槽にお湯を貼り、薬剤を入れて追い炊き運転をするだけ。約10~30分ほど放置して、排水すれば、簡単に掃除がすんでしまいます。

洗濯機の洗濯槽も「ほったらかし掃除」しましょう。「洗浄力 洗たく槽クリーナー」を洗濯槽に入れ、標準コースまたは槽洗浄コースを運転するだけ。カビや菌を除去し、カビの洗濯槽に再付着するのも防止します。

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