今年は猛暑のため、換気が十分にできていないという家庭も多いと思います。気温が高いと湿度も高くなるので、きちんと湿気対策をしていないとカビが生える恐れも。猛暑での湿気対策や換気のコツなどを紹介します。
気温が高くなると湿度も高くなる
気温が高い夏は、ジメジメと蒸し暑いですね。温度と湿度は密接な関係をしており、温度が高くなると空気が水を含む割合が多くなるため、例えば冬場と同じ湿度50%であってもジメジメを感じやすくなります。つまり、温度を下げればジメジメ感も低下するということ。部屋の室温を下げると、空気中の湿度はある程度下がるので、エアコンなどで空気の温度を下げるのが有効です。
また、エアコンの除湿機能には、室内の水分を外に出して残った空気を循環させる機能があります。猛暑で換気ができない時は、部屋にたまった湿気を除湿機能で取り除き、冷房機能で過ごしやすい温度と湿度を保つなど、両機能を上手に使ってみてください。
湿気は、空気のよどみやすいところにたまる傾向が
湿気は人の出入りが少なく空気のよどみやすい、クローゼットや靴箱、ベッドの下などにたまりやすい傾向があります。湿気をためないようにするには、空気の通りをよくすることが大切です。例えば、ベッド下の収納スペースにはモノを詰め込みすぎないようにしたり、クローゼットにはすのこを置くなどして、空気の通り道を作る工夫をしましょう。また、湿気対策として除湿剤を置いておくと安心です。
換気は、晴れた日の涼しい時間帯に
晴れた日の午前中など、涼しい時間帯に1日1回は窓やドアを開けて換気をするよう心がけましょう。ただし、雨の日は無理に換気をする必要はありません。エアコンの除湿機能を使ったり、扇風機で空気を循環させるなどしましょう。
換気をする時、家の構造上、間取りによっては空気が通りにくい場合もあるので、扇風機を活用して、空気を循環させるのがおすすめです。洗面所など窓がない部屋にも有効ですよ。
エアコンを使う場合にも、部屋のドアを開けて家全体の空気の温度が均一になるようにしたり、扇風機を回すと空気のよどみがなくなります。
また、朝の涼しい時間などを見はからって、1日に1回は空気を入れ替えるように心がけてください。ただし、秋雨の時期など空気の入れ替えが難しい時は、除湿剤を置くなどの湿気対策もお忘れなく。