お風呂場がにおう原因の一つが、カビや皮脂です。ほぼ毎日浴槽内部を洗っていても、意外な場所から悪臭が漂うこともあります。掃除がおろそかになってしまいがちなポイントをまとめて紹介しますので、自宅できちんとケアができているかチェックしてみてください。
皮脂やカビがにおいの原因に
お風呂場では、皮脂やカビが主なにおいの原因になります。においを予防するためには、日々のこまめな掃除が大事です。排水溝、洗い場、壁、イスや天井など、浴室内全体をまんべんなくチェックしましょう。
汚れがたまりやすい排水溝は、こまめに汚れを取り除いて掃除を行います。体を洗った際は、洗い場の床や壁にも皮脂汚れが飛び散っています。特に床の隅や壁に付着した汚れは見落としてしまいがちです。シャワーを流すだけでは十分に汚れは落ちないので、浴槽を掃除するついでに、床や壁、イスなどについた汚れもスポンジやクリーナーなどを使って掃除しましょう。
カビは、水分、温度、汚れ(栄養)の3つの条件がそろうと発生しやすくなります。
掃除をして汚れを取り除くと同時に、入浴後は換気扇を回して浴室内を乾燥させましょう。マンションなど窓がないお風呂は換気扇だけでは十分に水分を取りきれない場合もあるので、浴室乾燥機を利用したり、吸水ワイパーなどを使うのも効果的です。
浴槽のエプロン内部も要チェック
浴槽のエプロンが外せる場合は、いちど内部も確認してみましょう。エプロンとは、浴槽の側面についているカバーのことです。もしこれまで一度も外さずに放っておいたなら、内部に汚れやカビ等が発生している可能性も。
エプロンと浴槽の壁にはわずかなスキマがあり、お湯が流れ込みます。そのため、湿気や汚れが溜まりやすくカビの繁殖には好都合な環境なのです。
エプロンの取外し方や掃除方法は、メーカーの取扱説明書などを確認しましょう。
夏場は要注意! 風呂釜も定期的に掃除しよう
シャワーで済ませる機会が多くなる夏場は風呂釜の掃除も怠りがちになりますよね。気温が下がってシャワー利用が減る秋口や年末の大掃除など、時期を決めて風呂釜のクリーナーで掃除をすることをオススメします。