1.インテリアのポイント
ごちゃごちゃしがちなキッチンをきれいに見せるインテリアのポイント
雑誌などを参考に「○○系」を決めてから
「北欧系」「ウッディ系」「モノトーン系」など、インテリアのテイストをそろえるとうまくまとまります。まずは雑誌などを参考にして何系にするか決めましょう。七尾さんは、2年ほど前から徐々にガーリー系からモノトーン系にチェンジしたのだそう。一気にすべて変えるのではなく、徐々に変えていけばいいそうです。
何かを買い足す前に、まずは「引き算」することが大事。雰囲気に合わないものは、見えない場所に片づけましょう。
もし片づける場所がないなら、棚や引き出しの中をのぞいてみましょう。賞味期限切れの食品、ずっと使っていない食器やキッチンツールなどがたくさん入っているのでは? 不要なものを処分すると、意外とスペースが空くものです。
キッチン整理&インテリアの基本を押さえておこう
キッチン収納の基本は、どこでどういう動作で使うものなのかを考えて収納すること。週に一回以上使うものを1軍、たまにしか使わないものを2軍に分けて、1軍はすぐに取り出せる場所にしまいましょう。少ない動作で出し入れできることがポイントです。お客様用のカトラリーやたまにしか使わないたこ焼き用のピック、おろし金といったものは、普段使いのものとは別に片づけておくとキッチン全体がすっきりとします。
キッチンは使いやすいことが第一なので、インテリアはほどほどに。いろいろ置いていると、掃除が大変になり、仕事が増えてしまうことも。七尾さんは、シンクから見える位置に小さな枝を陶器の器に活けていました。季節も感じられて、花びらも落ちすぎないのでよいアイデア!
毎日使う日用品はデザインでセレクト!
毎日使う日用品もおしゃれなデザインをセレクトすれば、家事のモチベーションもあがります。エステーの「消臭力クリアビーズ イオン消臭プラス」 (写真中央)、フマキラーの「キッチン用アルコール除菌スプレー」 (写真左)、大王製紙の「エリエール ラクらクック キッチンペーパー」 (写真手前)は機能的で家事に役立つアイテム。この3商品からデザインにこだわった「LOHACO」限定のコラボ商品が発売中!見える場所においても違和感がないため、使いたいときにすぐに使えて便利です。
2.時短収納
忙しいママがラクになる時短収納
忙しい毎日、小さなお子さんがいる家庭は、ますます片づける時間が取れないのではないでしょうか? ママだからこそ、キッチンの整理収納に工夫して、料理や片づけの時間を短縮できるようにしたいものですね。
色をそろえて、普段使うものだけを見せる収納に
コンロ周りには、その場で使うものを置きましょう。お鍋などと一緒にざるやボウルをコンロ下に置いてしまう方がいますが、それらを使うのは水のあるところ。シンク下などの収納を利用するほうが、使いやすいキッチンになります。
コンロ周りで使う菜箸やおたまなどは、色をそろえるとごちゃごちゃせずスッキリと見えます。菜箸は2膳、それ以外は1つずつで十分。インテリアのイメージに合うポットに立てて収納します。毎日使うフライパンも収納せずにあえて出しておきます。重ねられるタイプなら場所を取りません。
大きめのお皿は立てて収納
大きめのお皿はシンク下などに立てて収納。立てることにより、1アクションで簡単に出し入れできます。それ以外のものは食器棚へ。食器棚でもできるだけスペースに余裕を持ち、よく使うものは手前に、それ以外を奥にしまいましょう。種類が違うものを重ねないこともポイントです。
グラスは同じ種類を手前から奥にそろえて収納。それにより、同じ種類をまとめて取り出すことができるので、お客様が来た時も手際よく用意ができます。取り出しにくいものは、縦長のトレーに入れて引き出せるようにしておきましょう。
カトラリーは日常使いのものを引き出しに。それ以外は別の場所へ
普段使うカトラリーは、実はすごく少なくて済むものです。4人家族なら4組ずつあればいいので、引き出しはすっきりとするはず。箸はすべて同じ種類にしておけば、取り出すときに組み合わせを探さずに済みます。たったそれだけの工夫で、ぐっと手間が減るのです。
お客様用は別の場所にしまっておき、来客の前に用意しておくとよいでしょう。
3.キッチン家事のアイデア
ちょっとの工夫でキッチン家事が楽しくなるアイデア
少しのアイデアで、キッチンの使い勝手がよくなったり、料理や整理収納が楽しくなったら嬉しいですよね。また、子どものいるママなら、少しでも子どもがお手伝いしやすいような工夫をしたいものです。
子どもを巻き込んで少しでも家事を楽に!
子どもには簡単なお手伝いからお願いしましょう。テーブルセッティングは、取り組みやすいお手伝いのひとつ。子ども用のカトラリーやコップ、ふりかけなどをまとめて、子どもが手の届く場所に置いておくと、食事の時に「自分で用意してね」とお願いできます。また、七尾さんのお宅ではランチョンマットをテーブル下に置いて、食事の前に出してもらうようにしています。
アイスなど、自分で出せるものは自分で出してもらいたいですね。買ってきたらすぐに箱から出してこんな風に並べておけば、選ぶのも楽しくなりそう。
毎日の献立づくりや在庫管理をできるだけ簡単に
1週間の献立を決めておけば、買い物するものがすべて決まります。そのために、一から考えるのではなくレパートリーを用意しておくと便利! マグネットに主菜、副菜などと分けた献立をあらかじめ書いておき、ホワイトボードの表に張り付けていくだけで献立が完成。「ごはん」など1週間のうち何回も使うものは、複数用意しておくのもポイント。また「かまぼこ」といった簡単な副菜を用意しておくのもコツなのだとか。
キッチンペーパーや洗剤といった消耗品は、在庫管理のマグネットを利用します。在庫切れになったものは裏返しておけば、注文するときに一目でわかります。買い物に行くなら写真に撮ってもいいし、ネットスーパーなどで買うならそのまますぐに注文できますね。