昔に比べると家庭の衛生環境はどんどん良くなっていますよね。しかし、家のニオイに関するお悩みは絶えません。
家庭の嫌なニオイにはどのような種類があるのかや、ニオイの原因を解説します。
家の中で発生する悪臭成分
家庭で発生する主な悪臭成分として、「トリメチルアミン」「硫化水素」 「メチルメルカプタン」「イソ吉草酸」「アセトアルデヒド」などがあります。
いわゆる「悪臭」といわれるこれらのニオイは、発生源が予測できるため、ある程度は掃除などで防ぐことができます。
ですが、悪臭の元を断ったつもりでも、気になるニオイを完全になくすのは難しいです。なぜなら、悪臭によっては人間の鼻で感知できる濃度がとても低く、例えば「トリメチルアミン」は25mプールに一滴ほどの濃度でも臭いと感じるほどです。いくら清潔にしたつもりでも、ニオイの元を完全に取り切ることは難しく、ニオイが残ってしまいます。
さらに、残ったニオイが蓄積するとしみついて落ちにくくなったり、悪臭によっては放置するとさらに嫌なニオイに変化することもあるので注意が必要です。
「複合臭」が気になるニオイの原因の場合も
その他に、「複合臭」と呼ばれるニオイが原因の場合も。
色々なニオイが混ざり合うことで生まれる「複合臭」。1つ1つのニオイがくさい・くさくないに関わらず、それらが混ざり合うことでニオイのバランスが崩れて、嫌なニオイへと変わってしまうこともあるのです。
例えば、家庭にある家具や花など、1つ1つはくさくないにもかかわらず、これらが混ざり合うことで、なんとなく嫌なニオイに変化します。
ニオイ対策をして快適な空間に
生活をしている限り、いわゆる「悪臭」や「複合臭」を完全になくすことは難しいです。こまめに換気をしたり、消臭芳香剤などを上手に取り入れることで快適な空間を保ちましょう。
※本記事は、2013年4月に公開した内容の一部をリニューアルしています。