消臭剤・芳香剤「介護用」お役立ち情報

服の尿臭を取る方法。衣類のニオイの原因と対策

ひとつの部屋で食事や排泄などを行いながら長い時間を過ごすため、介護空間には、一般の生活臭とは違った独特なニオイがあります。介護空間に漂う、尿臭、便臭、汗臭、加齢臭、湿布臭の5つの臭気成分が混じりあった特有のニオイのことを、エステーでは「介護空間の複合臭」と呼んでいます。
こうしたさまざまな臭気成分によって、上着やズボン、部屋着などの衣類にもニオイがついてしまい、「洗たくしてもなかなかニオイが取れなくて困っている」「ニオイを取って要介護者の方に快適に過ごして欲しい」と思っている方も多いのではないでしょうか。そこで本記事では、衣類のニオイの原因と対策方法を紹介します。

服につくニオイにはどんなものがあるか

衣類につくニオイの多くは、汗臭、 尿臭、 加齢臭、食べこぼしの残り臭などが挙げられます。食事が上手に食べられず服にこぼしてしまう要介護者の場合、衣類に食べこぼしが残り、それがニオイの原因となります。また、外出の機会がないことを理由に着替えを怠ると、汗や皮脂汚れがたまって雑菌が繁殖し、服から嫌なニオイが発生する結果に…。
衣類につくニオイにはいろいろなものがありますが、介護の現場で出る洗たく物の主な汚れの原因は、大きく分けると「食べこぼし」と「排泄物」に分類されます。

特に気になるのは「尿臭」

特に気になるのが、尿もれやお漏らしによる尿失禁、紙おむつなどが原因で尿臭がついた洗たく物です。尿臭がついたズボンや下着などの衣類は、時間が経過するほど、ニオイが取れにくくなってしまう傾向にあります。また、他の洗たく物といっしょに洗うとニオイが移ってしまう恐れがあるため、別々に洗うことになり、洗たく回数の増加につながります。
「介護で抱えるストレス」についてエステーが独自に行ったアンケート調査でも、「介護される方の衣類や寝具の洗たく」にストレスを感じているという声が多く寄せられています。

衣類を洗たくする際のポイント

介護のなかで出る洗たく物は、汚れやニオイがなかなか落ちなかったり、他の洗たく物と一緒に洗うと、ニオイが移ってしまう可能性があります。ここではいくつか洗たくする際のポイントをおさえておきます。

排泄の汚れは早めに洗たくする

トイレに間に合わず、尿や便で下着などを汚してしまった場合、できるだけ早めの洗たくを心がけましょう。排泄の汚れは、時間の経過とともに汚れやニオイが取れにくくなってしまいます。

他の洗たく物と一緒に洗わない

「排泄物」の汚れがついた介護の洗たく物は、他の洗たく物にニオイが移ってしまう恐れがあるため、一緒に洗わないようにしましょう。さらに、手間はかかりますが、汚れの種類別に洗たくすることで、衣類がより一層きれいになります。

ひどい汚れの場合は一度手洗いする

特に汚れがひどいものは、洗たく機に入れる前に、一度手洗いしておおまかに汚れを取り除いておくようにします。一般の洗たく同様、このひと手間をかけることで衣類がきれいに洗い上がります。

汚れがついている側を表にして洗たく機へ

洗たく機に入れる際は、汚れがついている面を表にして入れるようにしましょう。特に排泄物がついてしまった下着などは、汚れがついている面を表にして洗たくすることで、落ちやすくなります。

洗剤や漂白剤を溶かした水や、ぬるま湯でつけ置きする

一度手洗いしても汚れが取れない場合や、ニオイがきついと感じる洗たく物は、あらかじめ洗剤や漂白剤を溶かした水やぬるま湯でつけ置きします。排泄物がついた衣類は、すぐに洗たくするのが理想ですが、洗たくにとりかかれない場合は、つけ置きをしておくことで、汚れやニオイが落ちやすくなります。

洗たく機に洗い物を入れ過ぎない

できるだけ洗たくの回数を減らそうと洗たく機に洗い物を入れ過ぎてしまうと、汚れを十分に落とすことができなくなってしまいます。一般的に、洗たくの汚れやニオイをしっかり落とすためには洗たく機の容量に対して、7~8割の量の洗たく物が理想とされています。

洗たく物を完全に乾かす

雨が多い時期に洗たく物を部屋干ししていると、生乾きで嫌なニオイが残ってしまうことがあります。ニオイを取り除くためには、洗うことはもちろん、完全に乾かすことが大切です。天気のよい日に、日光や風にさらすようにしましょう。

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※1 介護空間に漂う臭気成分。
※2「介護空間の複合臭」に対して効果的に消臭する処方。
※3 全ての菌に効果があるわけではありません。使用環境によって持続時間が異なります。