消臭力 エールズ ポータブルトイレ消臭シート
●シートを1枚入れるだけで手軽に使えます。
●チャック付きなので、保管に便利です。
消臭剤・芳香剤「介護用」お役立ち情報
部屋で用を足せるポータブルトイレは、便利な反面、尿や便など排泄物がつくため、ニオイがとれなくて困っている方も多いのではないでしょうか。介護空間に漂う複合臭(※)の主なニオイは、こうした尿や便の「しみつき臭」が原因。時間が経てば経つほどニオイはきつくなっていきますし、雑菌が繁殖して衛生面にも悪影響が出てきます。できるだけニオイを抑えるためにも、毎日のこまめなお手入れが欠かせません。そこで本記事では、ポータブルトイレのお手入れ・消臭方法やニオイ対策、おすすめの消臭剤をご紹介します。
(※)介護空間に漂う臭気成分。
歩くのが(移動させるのが)億劫だからと容易にオムツを使用すると、QOL(quality of life=生活の質)を低下させてしまうことにつながってしまいます。ポータブルトイレには、用を足すこと以外にも、トイレまでの移動は大変だけれども、立ったり座ったり自然な状態で排泄することで、体に残された機能をできる限り活かすといった大切な役割を担っています。
そのため介護用のポータブルトイレには、立つ・座る動作をサポートするひじ掛けがついており、軽量の「 樹脂製(プラスチック製) 」から、安定感のある「 家具調(木製) 」や、「スチール製」などさまざまな種類があります。
軽量で持ち運びしやすく、値段も手頃なことから介護施設などでもよく使われている種類です。
通常のひじ掛けイスのようなトイレであることを感じさせない見た目と、どっしりとした安定感が魅力。樹脂製よりも重量がありますが、キャスター付きのものを選べばラクに移動できます。
トイレの便座部のまわりをスチール製の脚や手すりなどで囲んだ作りをしています。軽量ながら安定感があり、便座の高さを調整できるなどの機能性が魅力。ただし、ひと目でトイレであることがわかってしまう見た目のため、プライバシーの配慮に欠けるという一面もあります。
ポータブルトイレは、便座の中にバケツが入っていて、事前にバケツに水を溜めておき、用を足すと排泄物がバケツにたまる仕組みになっています。そして、使用後にバケツの排泄物を水洗トイレに流します。ポータブルトイレは、介護空間に漂う複合臭の主なニオイの発生源となるので、こまめにお手入れをしたり、消臭剤の活用が望まれます。
また使用に際しては、ニオイの発生を抑えるさまざまなポイントがあります。ここではそのポイントについて見ていきます。
一般のトイレでも行っている人が多いように、ポータブルトイレのまわりに防水マットを敷いておくと、尿などが飛び散ったときも掃除がラクになります。介護空間の床はじゅうたんの場合も多く、直接かかると掃除が大変な上に、ニオイがとれなくなってしまいます。
使用方法として、通常の水洗トイレのように、ポータブルトイレ内のバケツにあらかじめ水を溜めておくと、尿や便のニオイが軽減され、便の汚れもつきにくくなります。ポータブルトイレには、水を注ぐ量の目安として線が記されたものもあります。水を溜めた上に、トイレットペーパーを敷いておくと、よりいっそう便の汚れがつきにくく、ニオイを抑えることにもつながります。バケツに便がついてしまうと、洗ったとしてもニオイが残ってしまうもの。ニオイの発生を抑えるためには、水やトイレットペーパーなどで便がバケツに触れるのを防ぐことが重要なポイントです。
バケツにたまった排泄物は時間とともにニオイが室内に溜まっていくため、排泄後は速やかに水洗トイレで流すようにしましょう。凝固剤を使用している場合は、お住いの地域の条例に従って処理するようにしてください。
便座やバケツにはそれぞれフタがついているので、使用時以外は両方ともフタをしておくことで、ニオイを抑えることができます。
介護空間には特有のニオイが漂っています。そこで、定期的に窓を開けて換気を行いましょう。風の通りをよくすることでニオイを軽減することができます。
バケツに張った水に、消臭剤を加えると、さらにニオイの発生を軽減させることができます。シートタイプの消臭剤の場合、使い方も簡単です。1回1枚の使用により計量の必要性がなく、こぼす心配もありません。