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【プロ直伝】洗えない夏服の黄ばみ・ニオイに!自宅ケアと汗抜きクリーニング
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【プロ直伝】洗えない夏服の黄ばみ・ニオイに!自宅ケアと汗抜きクリーニング

夏の汗だくになった衣類を長持ちさせるには、通常のドライクリーニングではなく、プロの技術による水洗い「ウエットクリーニング(汗抜き)」が必要です。なぜなら、一般的なドライクリーニングでは、夏の最大の敵である「汗」を落としきれないからです。

今回は、全国クリーニング生活衛生同業組合連合会の顧問で、自身もクリーニング店を営む野澤勝義さんに「ドライクリーニングとウエットクリーニングの違い」や「家庭の洗濯とプロの水洗いの差」、「夏服を傷めない正しいクリーニング頻度と自宅ケア」を分かりやすくお話しいただきました。

お気に入りの夏服を黄ばみから守る!「汗抜き」とは?

クリーニング店に出す標準的なコースである「ドライクリーニング」は、実は私たちが想像するような「水を使った洗濯」ではありません。

ドライクリーニングとは、ウールやシルクといったデリケートな素材を、水ではなく油性の汚れを溶かす専用の有機溶剤で洗う方法のことです。

水洗いと比較して洋服の型崩れや色落ちが起こりにくいのが特徴で、皮脂や食べこぼし、化粧品といった「油分の多い汚れ」をすっきり落とすのには非常に適しています。

繊維の奥に隠れた「見えない汗」のリスク

実は、ドライクリーニングでは汗などの「水に溶けやすい汚れ」は落としきれません。

汗をたっぷりかいた服をドライクリーニングだけで済ませると、受け取った瞬間はきれいになったように見えても、繊維の奥には汗の成分が残っていることがあります。これが時間が経つことで、黄ばみやゴワつきの原因になってしまうのです。

皮脂と汗を同時にリセット!お気に入りの服を長持ちさせる最高の組み合わせ

汗汚れを根本から落とすには、「汗抜き」と呼ばれる「ウエットクリーニング」が必要です。

理想的なのは、油汚れを落とす「ドライクリーニング」を行ったあとに、水溶性の汚れを落とす「ウエットクリーニング」を組み合わせた洗い方。皮脂(油)と汗(水)の両方にアプローチすることで、衣類をクリーンな状態へとリセットできます。

「おうちの洗濯」と何が違う?デリケートな服を傷めないプロの水洗い

「水洗いなら、家の洗濯機で洗うのと同じでは?」と思うかもしれませんが、サマーウールやシルク、レーヨン、型崩れしやすいスーツやジャケットなど、洗濯表示に「家庭洗濯不可マーク」がついている衣類は、家庭では洗濯できません。

こうした「家では洗えないデリケートな服」であっても、生地を縮ませず、型崩れもさせずに、すっきりと水洗いして汗汚れを落として仕上げる「ウエットクリーニング」には、プロのこだわりと高い技術が詰まっています。

衣類に優しく、汚れは落とす!「プロ専用洗剤」と「温水」を使用

家庭の洗濯では水道水をそのまま使うのが一般的ですが、水温が低いと洗剤のパワーが十分に発揮されません。そこでプロの現場では、衣類の素材を傷めない温度の温水を使用します。さらに専用の洗剤を組み合わせることで、優しく、かつ高い洗浄効果を引き出しているのです。

ダメージを最小限に抑えるプロの脱水技術

おうちでウールなどのデリケートな服を洗うと、シワや縮みが気になりますよね。プロは洋服への負担を最小限に抑えるため、脱水時間を極めて短く設定しています。余分な水分だけをさっと取り除くことで、生地が傷んだり縮んだりするのを防いでいるのです。

シワ伸ばしと「強力消臭」を同時に叶える仕上げ方法

乾燥と仕上げの工程では、時間をかけて蒸気をあてながら乾燥・消臭させることで、シワを美しく伸ばすだけでなく、繊維の奥にしみついた頑固なニオイまで消し去る効果が期待できます。

夏服のクリーニング頻度と自宅ケア

連日汗をかく夏場は、こまめにクリーニングへ出したいところですが、スケジュールや費用の面で毎回すぐに持っていくのは難しい場合もありますよね。

そこで、適切なクリーニングの頻度と、おうちで今すぐできる簡単なケア方法をご紹介します。

クリーニングの適切な頻度は「2週間に1回」

汗をかいたからといって焦る必要はありません。同じ服を毎日続けて着るのを避け、数着をローテーションさせて服を十分に休ませてあげれば、クリーニングの頻度は2週間に1回程度で問題ありません。

放置NGな「3つの汚れサイン」

ただし、以下のような場合は放置せずに早めにクリーニング店へ相談することをおすすめします。

  • 衣類全体が汗でぐっしょり濡れた時 汗の成分によって生地がゴワつき、時間が経つと頑固な黄ばみなどの変色を引き起こします。
  • 焼肉やタバコなどの強いニオイがついた時 消臭スプレーなどではニオイを取り切れず、放置すると繊維の奥にニオイが染みついて取れにくくなってしまいます。
  • 雨に濡れた時 「雨に濡れただけなら、乾かすだけで大丈夫では?」と思いがちですが、雨水には空気中のチリやホコリなどの汚れがたくさん混ざっています。そのまま乾かしてしまうと汚れが繊維に残ってしまうため、早めにクリーニングに出すのが賢明です。

クリーニング店に持っていくまでにできる、正しい自宅ケア

すぐにお店に行けない期間こそ、ご自宅での扱い方に気を付けましょう。

  • ① 湿気と熱は絶対に避ける 衣類にとって「湿気」と「熱」は大敵です。例えば、汗や雨で濡れた服を脱ぎっぱなしのまま、夏場の高温になる場所に放置するのは避けましょう。シワが固定されてしまい、元のきれいなシルエットに戻すのが難しくなってしまいます。脱いだ服は、風通しの良い場所にハンガーに掛けて、まずは湿気をしっかり飛ばしてあげることが大切です。
  • ② 帰宅時のブラッシング 服を脱いだ後に、サッとブラシをかける習慣をつけてみてください。外でついた目に見えないホコリをはらい落とすだけで、繊維の通気性が保たれます。

クローゼットの湿気対策に

毎日のケアやクリーニングで綺麗にした洋服を湿気からまもるために、クローゼットに吊るすだけのハンガー型『ドライペット』がおすすめです。湿気を吸うと中の薬剤がゼリー状になるので除湿効果がひとめでわかります。通常のドライペットと、脱臭もできる備長炭ドライペットの2種類があります。

ドライペット クローゼット用    備長炭ドライペット クローゼット用

日々の正しいお手入れと、クリーニング店でのプロの技術。この両輪が揃うことで、お気に入りの夏服を心地よく着続けられます。 もしお気に入りの服のニオイや汗が気になったら、まずはクリーニング店で気軽に相談してみることをおすすめします。繊維の奥からきれいにリセットされた洋服で、夏を思いきり楽しみましょう。

取材協力:全国クリーニング生活衛生同業組合連合会

全国クリーニング生活衛生同業組合連合会は、厚生労働省の所管する「生活衛生関係営業の運営の適正化及び振興に関する法律」に基づき、1958年(昭和33年)に設立されました。クリーニング業界唯一の法定団体として、国民の生活衛生向上、消費者保護(利用者擁護)等について、業界全体の指導に当たっています。また、都道府県ごとにクリーニング生活衛生同業組合が組織されています。
全国クリーニング生活衛生同業組合連合会HP

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